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なんちゃって太公望「duo」の雑記
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081201.JPG













「ゴンズイ」【ナマズ目 ゴンズイ科 ゴンズイ属】

この写真ではわからないが、
茶褐色の体に頭部から尾部にかけて2本の黄色い線と口の周りのヒゲが特徴。
集団で行動する習性があり幼魚の群れは巨大な団子状になるため、
これを「ごんずい玉」と呼ぶのは釣師ならよく知ることだ。
背鰭に1本、胸鰭に1本ずつ、計3本の大きな毒をもつ棘があり、
幸い私は経験がないがこれに刺されると非常に痛むのだそうだ。
「ゴンズイ」を知らない釣り人がこれを釣り上げ、
針から外すために魚を握った時に刺されるというのが最も多いらしい。

小さな魚で釣っても引きが弱くて楽しめないし、
おまけに毒をもつということで外道扱いされ嫌われ者なのだが、
地方によっては食用にされ料理次第で非常に美味なのだそうだ。

そうか・・・
いつか「食の考察」で取り上げるか。

 

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081128.JPG













「岩ガキ」

殻だと思ったが「ひょっとして」ということもあるから、
とりあえず蹴飛ばしてみた。

ゴツッ!

「痛~~~っ!!!(涙)」

大荒れの浜を歩けば、
時に活きたアサリが打ち上げられていることがある。
しかし、珍しい事にこれは活きの「岩ガキ」。
あれほど頑強に岩肌やテトラポッドに張り付いているものが何故?

慣れた人なら一潜りで複数個も獲って揚がって来る岩ガキだが、
初心者なら大型のバールを持ってしてもなかなか獲れるものではない。
岩ガキ獲りは熟練を要すのだ。
そんな岩ガキが如何に大荒れの日とは言え何ゆえ浜に?
手に取り匂いを嗅いでみる・・・
鮮度は良さそうだ。
持ち帰って食べるのも有りだろう。
「今朝は釣れた?」と聞くお上さんに、
「ああ、今朝は岩ガキが釣れたよ」と答えられるし(アセアセアセアセアセアセ・・・)。

「釣りに通えど通えど 我が釣果ボーズばっか じっと岩ガキを見る」

切ね~っ。
やっぱやめよう・・・
もう少しプライドを高く持つべし、俺!

 

benigai.JPG













「ベニガイ」

よく「サクラガイ」と混同されるように思うのだが、
実は殻の形が異なるのですぐにわかる。
このように殻が横に広がっているのは「ベニガイ」。

今や「絶滅寸前なのでは?」とも言われる「ベニガイ」だが、
浜を歩いていて打ち上げられた貝殻の溜まっている所をよく見れば、
それなりに目にすることはできる。
ただし、殻の破片を、だ。
非常に殻が薄く脆いこの貝は、
写真のように原型を留めたもの自体が珍しいのではなかろうか。

「ピンクが美しくて愛らしい♪」
というのが世間一般の声なのだろうが、
私としては気になるのはやはり食味・・・ひんしゅくを買いそうか?(汗)

 

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「キタクシノハクモヒトデ」

クモヒトデはクモヒトデ綱(蛇尾綱)に属する棘皮動物の総称で、
ヒトデ、ウニ、ナマコなどの仲間でありヒトデとは近種になる。
水深300m以深に生息する「キタクシノハクモヒトデ」が普段我々の目に触れることはないが、
沖合い底引網が帰ってくると荷揚場に落ちている物を見ることがある。
というのも本種は「ズワイガニ」や「アカガレイ」と生息域を同じくするからで、
「ズワイガニ」や「アカガレイ」の貴重なエサになっているのだそうだ。
また場所によっては「キタクシノハクモヒトデ」が海底を埋め尽くすほどに群れ、
時に底引網が破れる等の深刻な漁業被害もあるらしい。

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写真は「ハイパー海洋地球百科事典」より三陸海岸沖の「キタクシノハクモヒトデ」。(http://www.jamstec.go.jp/opedia/index.html
知らなければ満点の星のように見えなくもないが、
実体をを知ってしまった今では・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
まあ、「ズワイガニ」や「アカガレイ」達よ、
いっぱい食べてせいぜい大きくなってくれ。

 

081030.JPG













真っ暗な海に向かって私は一人、ひたすら竿を振っている。
見上げれば雲の合間に星がいくつか見えるが、
竿先に見えるのは遥か沖に揺れる小さな漁火が二つと、
目の前に砕ける波頭が朧に見えるばかりで他は闇の中だ。
見るともなく沖を睨んでリールを巻いていると、
視界の端、私の足許からわずかに離れた辺りを何かがよぎった。
「何?」と視線を落とすと、
引く波の中で小さな青白い光の粒があっという間にさらわれて行った。

初めて見たときは青白く光る真珠のようにも思えたのだが、
考えてみれば真珠がそれ自体発光するということもないだろう。
ある時、引く波に乗り切れず、
波打ち際にポツンと取り残された青白い光の粒を発見。
しばらくすると青白い光がスーッと引くように消えていくのだが、
次の波が微かに触れるとまた発光する。
そのうちに少し大きな波が寄せて足許を洗って行く時、
青白い光の粒も流されて行った。

青白いボーとした微かな光の正体は「ウミホタル」。
星のように煌く光とは全く異質のもので、
どこかしら温かくて優しく感じられる幻想的な光だ。
暗闇の中、
暴れる波の轟音への畏怖と冷たい風の中の孤独がほんの少し癒される。
(悲しいかな私のカメラでは撮影できない・・・涙)

※「ウミホタル」
 体長3~3.5mmほどの米粒状のミジンコのような体型。
 大きく分けるとエビやカニの仲間になる甲殻類。
 夜行性で日中は海底の砂の中に潜むが、
 夜間、捕食・交配のため海中を遊泳する。

 

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「イイダコ」

波打ち際から水深10mほどまでの浅い海に生息する小型のタコ。
産卵期のメスの胴(タコの頭と言われる部分)には卵が一杯に詰まっており、
その大きさ、形、食感が米粒にそっくりなところからイイダコ(飯蛸)と呼ばれる。

キス釣りをしていると急に重くなって、
ゴミでも掛けたかな?と思っているとイイダコだったというのがよくあるが、
イイダコが多い年になら専門に狙っても面白い。
女性、子供にも手軽な釣りで食べても旨いので根強い人気がある。

イイダコを釣るにはタコテンヤという白いビー球状のものに鉤のついた仕掛けを使うが、
(目立たせるためにピンクや赤に着色したものもある)
地方によってはこのビー球状のものの代わりにラッキョウを使う。
「イイダコって白い玉が好きなんか、それともラッキョウが好きなんか?」
という問いかけを耳にしたことがあるが、
砂丘ラッキョウで有名な鳥取砂丘の砂丘海岸がイイダコの超有望ポイントとも聞かないので、
恐らく貝殻を住みかに使うというイイダコの習性を利用したものだろう。
ちなみに水仙の球根や肉の脂身を使う所もあるらしい。

っていうか、タコがラッキョウを好むという発想も如何なものか。

 

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「ブンブクチャガマ」。

冗談のように思えるが、
その形状からだろう昔話に登場した「分福茶釜」に由来するりっぱな標準和名だ。
ウニやヒトデの仲間に属す棘皮動物だが、
食用になるわけでなく利用価値もないのでこれを知る人はほとんどないだろう。
ユニークな名前だけにその影の薄さが何とも寂しい。

頑張れ、ブンブクチャガマ!

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6月1日のサーフ。
小さな小さな漁村に入る道の端に車を止め、
そこから防砂林沿いに少し歩いて浜に出る。
写真はそこから浜へと広がる一帯。

ちょうど今、浜は「ハマヒルガオ」の花が満開だ。
だが「きれいだなぁ」などと言っている場合ではない。
何しろ「足の踏み場もない」とは正にこのこと。

「右足はここで・・・左は前方やや左寄りに1m、ヨイショット・・・
 ということは右は素直に30cm前、セーフ・・・
 オット、左は・・・左は・・・フム、更に右寄りに1m50cm、セーノ、ヒョイッ!!!」

何だか「ツイスター・ゲーム」をやってるような気分なんだが、
一体いつになったら波打ち際に辿り着けるんだ、えっ?

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