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「ドジョウの蒲焼」
気ぜわしくただただ慌しい年の暮れ、
何をするにも何を考えるにも集中力を欠いて落ち着かない。
おまけにライヴを終えた後の虚脱感が長々と足を引っ張り、
何をするのも気が重い。
ここに来て純粋に自分の為だけの時間がほとんど取れていない。
おそらくそれで心のリセットができないのだろう。
もう少し、もう少し・・と頑張ってきたのだが、
蓋を開けてみれば更に1年、
厳しい環境に身を置くことになってしまった。
一体いつになれば開放してくれるものか?
いい加減にしてくれないと、
私だっていつまでも仏のduoではいられないのだが…(^^;
さて今年最後の「食の考察」は「ドジョウの蒲焼」。
旬は初夏から夏にかけてということだが思い立ったが「食の考察」、
先ずは食して、旬はその後に考えるとしよう(^^;
ドジョウそのものは珍しい食材ではないが、
蒲焼で食べるのは石川県と富山の一部だけのようだ。
だから「ドジョウの蒲焼」に関する予備知識は全くなく、
何となく「ウナギの蒲焼」のミニチュア版を想像していたのだが・・・
しかし実はこれが全くの別物。
ドジョウの持ち味は先ず食感。
パリパリと小気味良い骨の歯ざわりは決してウナギでは感じられない。
そしてしばらくしてほんのりと感じる苦味。
甘辛いタレと合間って独特のアクセントになり、
大人の味として素直に実感できるものだ。
というのもビールでも清酒でもどちらにも良く合いそうなのだが、
これでご飯を…というのはちょっと合いそうにないのだ。
そしてウナギのように脂を強く感じないため、
いくらでも食べられそうな気がしてくる。
実を言えば「ドジョウの蒲焼」、
あまり期待をしていなかったのだがちょっと驚きの佳肴。
私的には1年の最後を締めくくるには納得の逸品。
と言うわけで「食の考察」、
来年もよろしくお願いいたします。
「ドジョウの蒲焼」
◇話題性・・・★★★
◇ 味 ・・・★★★☆
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