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久々のビーチコーミングは「ハリセンボン」。
「島根半島沿岸でハリセンボンが大量に定置網にかかり、
捕獲された魚を傷つけ漁師を困らせている」
こういう記事を見かけたのは今年の2月頃だったろうか。
1ヶ月もすればここ鳥取沖にもハリセンボンの大群が押し寄せるのかと思いきや、
その後ハリセンボンによる被害が報じられることはなかったようだ。
それでも浜を歩いていると、
何十(ひょっとすると何百)という打ち上げられ干からびたハリセンボンに出くわすことがある。
こういうことはここ何年か無いことなので、
やはり大量発生の影響なのだろう。
ある浜を歩いていたときのこと、
やはり波で打ち上げられたのであろう黄色のヘルメットが目に付いた。
が、何だろう?
何やらヘルメットの中一杯に詰め込まれている。
近づいて中を見てみると、
十数匹の干からびたハリセンボン。
誰かの悪戯?・・・と思ったが、
恐らくこれはこの浜の常連のサーファーがしたことだろう。
怪我を恐れた素足のサーファーの苦肉の策だったに違いない。
ボードの代わりに黄色のヘルメットを持って浜を彷徨うサーファー・・・
想像して何だか笑えた。
頑張れ、サーファー!
ところでこのハリセンボン、
私的に「食べてみたい指数」、
★★★★なのだ。
どこか活きの良いハリセンボンはいないだろうか。
「ハマボウフウ」
セリ科の多年草で海岸の砂地に見られる。
春から初夏に出る若葉・若芽は、
刺身のつまや酢の物に用いられる。
私が子供のころは、
海岸を歩けばそこここに見られたような気がするが、
環境が変わったのか乱獲が祟ったのか、
今ではなかなか目にすることがなくなった。
それでもこの時期、本格的な和食を食べさせる店に行けば、
運が良ければあの独特の香りと爽やかな苦味に出会える。
(ただこれはハウス栽培のハマボウフウということもある)
先日とある浜で、
ハマボウフウを探し歩くあばあさんに出会った。
スーパーの買い物袋に結構な収獲だ。
「たくさん採れましたね」と私。
「いけん。わしらぁが子供の時にはナンボでもあったのに、
だけど今日は病人に食べさせようと思ってな・・・」
「ほう、ハマボウフウって薬になるんですか、
一体、何に効くんです?」
下を見てハマボウフウを探しながらおばあさん、
見事な即答。
「知らん!」
物凄い勢いでガクッと来たが、
調べてみると漢方では風邪薬として扱うとのこと。
「トビウオ」
大型魚に狙われたとき、
逃げるために海面すれすれを猛スピードで滑空する。
滑空時の高さは3~10m、
1回の飛距離は300m にもおよぶという。
勢い余って漁船などに自ら飛び込むこともあるというが、
哀れ、
写真のトビウオは砂浜に着地してしまったようだ。
鮮度が良ければ持ち帰ることも可能だろうが、
これは何日前に上陸したものかカチンカチンの丸干し状態。
トビウオ漁は、刺網と定置網が水揚げ量の大部分を占めるのだが、
地域によっては伝統的な漁法でトビウオを獲っているところもある。
夜間、灯りを点けた船を流しながら、
その灯火に集まってくるトビウオをタモ網ですくうというものだ。
以前、船を持っている知人に聞いた話。
「トビウオ獲るのに網も竿もいらん! 拾うんだ!」
◇「ビーチコーミング」
浜辺の漂着物を拾い集める遊びのこと。
ビーチコーミングの「コーム」は、
髪の毛をとくのに使う櫛、「コーム(comb)」が語源。
浜辺を手の櫛でとくようにして漂着物を拾う事から名付けられた。
私の「ビーチコーミング」は漂着物をコレクションするものではなく、
漂着物に感じた何かを誰かに伝えるためのもの。
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