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なんちゃって太公望「duo」の雑記
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「アオイガイ」(カイダコ)【マダコ亜目アオイガイ科 】
  -学名 「Argonauta argo」-

「アオイガイ」(葵貝)Argonauta argo は巻貝状の貝殻を持つタコの仲間。
雄は2cm前後で雌の10~20分の一ほどしかないそうだが、
雌は自分で船(殻)を造りその中に卵を抱え育てながら海洋を漂うのだそうだ。
冬から春にかけて対馬海流に乗り日本海沿岸を漂流するらしい。
そういえば20年近く前に大量に海岸に打ち上げられた年があったが、
何個か持ち帰り煮て食べたら非常に美味だったのを思い出した。

ところで「アオイガイ」の学名「Argonauta argo」は、
「ギリシア神話」に登場する「アルゴ号」という巨大な船に由来するのだそうだ。
曰く。 

「神話ではテッサリア王子のイアゾンが王位に就くために、
 黒海沿岸の国コルキスに産する「黄金の羊毛」を持ち帰らなければならなくなり、
 名船大工のアルゴスに命じて大船アルゴ号を建造した。
 このアルゴ号に勇士ヘラクレス(ヘルクレス座)、
 名医アスクレピオス(へびつかい座)、
 琴の名手アルフェウス(こと座)、
 アキレスの父ベレウス等の英雄豪傑がイアゾン王子とともに大航海に出帆し、
 様々な冒険、苦難の末に黄金の羊毛を手に入れて帰路につくという物語。
 この物語に因んだ「アルゴノーツ」という言葉は冒険者、挑戦者の異名」 

何と壮大な逸話を持つ「アオイガイ」。
まさかあの美味なタコがギリシア神話の英雄とは・・・
ちなみに「アオイガイ」の「アオイ」というのは、
殻を二つ合わせると葵(徳川家の紋の「三葉葵」)のように見えるから。
写真は欠けててそんな形には見えんがな(^^;

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「アメフラシ」(雨虎、雨降)【腹足綱・後鰓亜綱・無楯目・アメフラシ科】

うららかな陽射しに誘われて「磯遊び」を思い立った。
何を目当てということもないが磯際を歩くだけでもこれはこれでまた楽しい。
まあそう言いながらも趣が乗れば見るだけでは飽き足らず、
ジャバジャバと水中深く入っていくことがないわけでもないが・・・

この時期から梅雨頃にかけて磯の浅場や潮溜まりでは「アメフラシ」がよく見られる。
ナメクジがカラフルになって巨大化したようなアレだ。
この日も写真の通り、浅場のそこここでモゾモゾ、モゾモゾ。
触ると紫色の液体を出し煙幕を張るのだが、
これが雨雲のように見えるというので「アメフラシ」という説もある。

さて「アメフラシ」。
分類を見ると上記のように【腹足綱】に属しこれは巻き貝の仲間ということになる。
事実、体内には退化した貝殻を持っているという。
つまりは「サザエ」や「アワビ」や「エゾボラ」の仲間になるのだ。
となれば「食用になるのか?」という疑問が浮かぶのは、
極々極々極々極々極々極々極々極々、自然な流れだろう。
誰だってそう思うに違いない。

というわけでその極々自然な疑問に応えるべく調べてみると、
「島根県隠岐島、鹿児島県徳之島、千葉県南部などで食用にする」とある。
なるほど。
「ならば私も食べてみたい」と思うのは極々自然な道理に違いないので、
次回のパーティで皆と共に食べて喜びを分かち合うのも良いかもしれない。

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「この写真、ビーチじゃないだろ?」というツッコミが聞こえてきそうだが、
そういう声にはシカトを決め込んでひたすら拡大解釈してしまう。
「すぐそばのビーチと繋がってんだよ!」
これもまた「TEAM★DAYBREAK」風。

写真は小さな漁港の防波堤。
何やらゴムの管のようなものが落ちてるなと近づいて見てみれば、
これが釣り上げられて放置され絶命したのだろう「ダイナンウミヘビ」。
少々干乾び気味だがやはり何ともおぞましい顔だ。
おぞましいのだがこれを釣った釣り人、
釣り上げた魚を海に帰してやる心の余裕はなかったのか?
必要としないものが釣れたからと徒に命を奪い、
それをこれ見よがしに晒してしまうのは何故?
あまつさえ公共の場を汚したままにして、
そんな趣味が楽しいと胸を張って言えるのか?
「ダイナンウミヘビ」の嘆く声が聞こえてきそうだ。

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閑話休題。
ウミヘビというがこの「ダイナンウミヘビ」、
ややこしいのだが分類では「ウナギ目ウミヘビ科」に属しており、魚類だ。
ヤヤコシヤ~ア、ヤヤコシヤ♪
それとは別に爬虫類としての「ウミヘビ」がいるのだが、
これはコブラ科に属しすべてが猛毒を持つのだそうだ。
とは言え「ダイナンウミヘビ」、
魚だし、毒も無いんだ・・・と軽く考えるなかれ。
釣り上げられてなお生命力強く、
鋭い歯で噛み付き胴を絡めてくるから歯が深く深く突き刺さる。
そういう意味ではやはり危険極まりない魚と言えそうだ。

まあ、魚と言ってもまず食べられたモンじゃないそうだから、
万が一釣れたなら仕掛けごとハサミで切り離し、
すぐに海にお帰り願おう。
ひょっしたら「浦島太郎」よろしく「ダイナンウミヘビ」が、
「先ほどのお礼に参りました。どうぞ私の背中に・・・」なんて来るかも知れんぜ。

私は間違っても付いて行かんがな。

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仕事の途中、眠気覚ましにサーフを少し歩いた。
陽射しは温かく空は青く澄んでいるのだが、
昼過ぎから強くなった風が砂を巻き上げていく。

何か打ち上げられてないだろうかと波打ち際を歩いてみるが、
これといって写真に収めるような物は何もない。
車に戻ろうと歩きかけて、
そこに広がるきれいな「風紋」に気付いた。
足跡を残すのが何だか申し訳ない気がして、
大回りをして車を目指した。

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サーフを釣り歩いていると、
5mほど先の波打ち際でギラッと光るものが目についた。
何だろうと近寄ってみると30㎝弱の「タイラギ」。
知ってはいたが初めて実物を目にする貝だ。
こういう場所では相当珍しいのでは・・・?
と、とりあえず写真を撮りそのまま釣りを再開。

翌日、写真を整理していて「タイラギ」のことを思い出した。
早速ネットで調べてみると、
「相当珍しい」と思ったのは私の浅薄な知識の所為で、
実はこの辺りでも普通に生息する貝のようだ。
「な~んだ、珍しくないのか」と落胆し・・・かけたのだが、
どうもこの「タイラギ」、
高値で取引されるんだ。
しかも食用にするのはこれだけの大きさなのに貝柱だけという高級食材。

あ、あ、あ、あ、あ・・・・・・・・・・・・
持って帰れば良かった――――――――ぁ(号泣)

 

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仕事の帰り、
久しぶりにサーフを歩いてみた。
天気は良いのだが風は冷たく人の姿は見とめられない。
大荒れの続く海は思った通りおびただしいほどのゴミが打ち上げられ、
さながらゴミ処理場のようにさえ見える。

そんな中、小刻みに動く小さな影が私の視界の隅を横切った。
何だろうと思って目をやれば、
この荒んだ浜にエサを探し歩く「ハマシギ」(恐らく)。
私にはゴミしか目に入らない浜だが、
彼らにはまた違うモノが見えるのだろうか。

図鑑を調べるとこの「ハマシギ」、
鳴き声は「ビーウ」と鳴くとあるが、
ディスプレイ時は「ジュリー ジュリー」と鳴くとある。
どうだろうか、
私なら「ハマシギ」とは名付けず、
「樹木 希林」と名付けそうだが・・・

07121102.JPG













「椰子の実」 島崎藤村

名も知らぬ遠き島より 流れ寄る椰子の実一つ
故郷の岸を離れて 汝はそも波に幾月
旧の木は生いや茂れる 枝はなお影をやなせる
われもまた渚を枕 孤身の浮寝の旅ぞ
実をとりて胸にあつれば 新なり流離の憂
海の日の沈むを見れば 激り落つ異郷の涙
思いやる八重の汐々 いずれの日にか国に帰らん

本当に椰子の実って流れてくるんだ(ビックリ!)。
ベタだけど、見つけちまったからなぁ・・・
感慨は特になし。
というのも良く見ると「エボシガイ」がついてるでしょ?
これが腐り始めてるんだろうな、
ちょっと臭ってくるのよ。
プ~ン・・・ウッ、┣¨――(((゚Д゚;)))―― ン !!!

 

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この空き缶に付いている生物は「エボシガイ」という。
カイと名はついているが巻き貝や二枚貝のような貝類とは縁が遠く、
節足動物の甲殻類に所属するフジツボや亀の手の仲間だ。
つまり大きく言えばカニやエビの仲間とも言えるのだ。

エボシガイの幼生はプランクトンとして海中を泳ぎ回っているのだが、
成長の途中ある段階が来ると海面に浮かんだものに付着し、
そこに定着し生活を送るようになる。
自力で動き回ることはなく波まかせ風まかせ、
あるいはカニや海亀に付着すれば完全な他力本願。
何とお気楽な、うらやましい・・・と思うのは無理もないが、
案外これで彼らの運命も大博打なのだ。
写真のように付着したものが時化で打ち上げられればそれまでの命だし、
カニの場合は脱皮という宿命を背負っているので、
脱皮されれば抜け殻と供に置き去りにされてしまう。

「もっと考えてくっつけば良いのに」と言えば、
「それができれば『エボシガイ』なんてやってねーよ」と返ってきそう(^^;

そりゃそうだ・・・。
 

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