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なんちゃって太公望「duo」の雑記
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070713.JPG













これは13日の写真だが、
台風4号の影響というにはまだ静かなものだ。
予報によると波の高さはこれから5mになるとのこと。
今週末、釣行を考えていた人も多かろうに、
かく言う私もそうなのだが・・・。

それにしても報道番組で流れる台風4号と梅雨前線による被害の凄まじさ。
「釣りに行くつもりだったのにぃ!!!」と嘆く貴君、
不謹慎ですぞ。

かく言う私のことでもあるのだが・・・。


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kayanedake.JPG













ハマヒルガオの葉の間に見えるクリーム色のものがわかるだろうか?
私は最近までこれを知らなかった。
先日、浜を歩いていて目に付いたのだが、
これが茸だと気付くまでしばらくかかったものだ。
何しろ砂浜、
しかも時化れば波飛沫がかかりそうな場所なのだ。

写真に撮り帰って調べてみると、
どうもこれは「カヤネダケ」という茸のようだ。
ちょっと変わった茸で、
生きた草に直接生え、
海水の飛沫がかかる砂浜に育つとある。
写真はハマヒルガオから生えているようだが、
コウボウムギやチガヤなどの生きている茎から束になって生えるのだそうだ。

それにしてもカヤネダケ、
食べられるのだろうか。
あんなにもたくさん生えているのに・・・
残念なことに私が調べた範囲では食べられるのかどうかはわからなかったが、
もしも、もしも、もしものことだが、
松茸とか、
ひょっとするとトリュフに匹敵するなんてことは・・・ないだろうな。

 

ネットで書籍を購入しようとすると必ず目にするサイト、
「amazon.co.jp」。
私も何度か利用したことがあるが、
以下のようなシステムは知らなかった。

「ユーズド商品を見る」。

つまりamazonが古本をネットで売っているのだ。

「青魚下魚安魚讃歌」という最近探している本を検索してみると・・・
本の程度によって幾冊か出て来た。
早速開いてみると・・・安ッ!!!

070707.JPG













60円。
もちろん送料は別だ。
それにしても60円。
うまい棒が6本・・・
「買い」だ。

著者は「秘伝」という小説をここで紹介した高橋治氏。
根っからの魚好きの著者が快刀乱麻の如く書き綴って、
要は「高級魚など食わずに、鰯(イワシ)を食え!」という話だ。
(氏は本著のなかで「食う」という言葉を一貫して使っている)

まあ、快刀乱麻だから痛快な部分もなくはない。
しかし、「おいおい、それは言い過ぎだろう」という部分もなくはない。
もっと言えば、総じて、
「おいおい、それはあんたの勝手な思い込みに過ぎんぞ」で片付くような気もする。

だが、良いのだ。
60円だもん。
送料は別だけど。

070705.JPG














6月30日に届いたアカヤガラ。
とにかく旨いと大絶賛の魚だが、
歩留まりの悪さでも非常に有名な魚だ。
まずクチバシが全体の3分の1ほどを占める。
そして頭部が続き、
胴の後には当然のことながら尻尾が付いて来る。
都合可食部分は半分ほどか。
いろいろ試してみたいが、
可食分部を考えるとそれぞれの料理はほんの少しだ。

というわけでまずは刺身。
何と上品な!
というか上品過ぎる。
微かに香りはあるものの旨みらしきものが感じられないため、
醤油味の魚としか言いようがない。
これはひょっとすると、
サイズによるものか?
今回は小ぶりなアカヤガラだったのだが、
これが1kgを超えるようなサイズだとまた違う味わいなのかもしれない。

続いて塩焼き。
「!」
驚いた。
上品には上品だが、
火を入れることで味と香りが目覚めたのか?
よく例えられる表現だが、
甲殻類(エビやカニの類)に似た香りが微かに漂い、
穏やかな甘みと旨みが口の中にふわっと広がる感じだ。
我ながら塩加減も絶妙で、
実に味わい深い1品となった。

刺身では知り得なかった旨さ。
これこそがアカヤガラの真骨頂だろう。
仏料理でも高級食材として扱われるらしいが、
やはり火を通しての評価かもしれない。

というわけで火を通しての評価・・・
続きは「cook&eat」に近日UPの予定。

「アカヤガラの塩焼き」
◇ 味  ・・・★★★★★
◇話題性・・・★★★★

先日来読んできた今風のものではなく、
もうちょっと硬質の小説が読みたくなった。
そうなると書店には行かない。
my書棚で見繕えば良いのだ。

1冊目は柴田翔の「贈る言葉」。
う~むムムム、文学チック!
そうだよな、
文学ってこういう切り口でくるんだよな!
はは、何か、懐かしい・・・
けど硬い。
そしてシワイ。(←これ標準語で、どう表現するんだろう?)

070704.JPG













2冊目は庄司薫の「赤頭巾ちゃん気をつけて」。
これは良かった!!!
実に面白い。
久しぶりに乾いていた心に、
良質の白ワインが満ちている感じだ。
何気なしに奥付けを見てみると、
昭和44年8月10日 初版    昭和47年8月21日 41版 とある。
今ほど本離れをしていない時代の中でもベストセラーと言えるだろう。
時代的な背景を考えると、
これはもう「現象」と言って良いのかもしれない。

面白かったのは奥付けの定価。
何と360円とある。
単行本が360円は今の文庫本よりも安い。
およそ今の5分の1ほどか・・・
さらに奥付けをめくった次の頁の右上。
鉛筆で手書きの下手な文字は¥200と書いてある。
そう、
これは私が学生時代に古本屋で買ったものだ。
当時は金があると古本屋に行き、
カバンに入るだけ古本を買い求め、
酒を飲みながら本を読んで過ごすという有様だったのだ。

ところでこの「赤頭巾ちゃん」、
前の持ち主の仕業だろう。
いたる所に書き込みがある。
波線が~~~とあって、
~の出だしに◎が付いているところもあって、
『 』やら「 」で色々なところが括ってあって、
感想のような注釈のような諸々が書き込んであって・・・
なかなかに賑やかだ。
だが所々、
「えっ、線を引く場所はそこじゃないだろ!?
 こっちの方がより重要だろ!?」というのがあって、
これまたなかなかに気を揉むのである。
「・・・まあ、いいか、人それぞれだ。
 きっと彼はそこに感動したのだろう」などと考え「赤頭巾ちゃん」、
こういうおまけ的な面白さもあったのだ。

キ・キ・キ・キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!



・・・・


・・


やはりこういうのはちょっと恥ずかしい。


が、来たのだ。


070630.JPG













「何じゃ、こりゃっ!?」と思われるかもしれない。
だが名前くらい聞いたことがあるかもしれない。
その名も、
「アカヤガラ」
それにしても何とも変わった姿だ。
この筒状のクチバシで小魚を吸い込んで食べるのだという。

私の横で覗き込んだ我が家のお上さんはドン引き。
「魚もヘンだが、こんな魚を欲しがる人も相当ヘン!」
という目で私を見ている。
ついでに言うと「アカヤガラ」、
トゲウオ目ヨウジウオ亜目の魚で、
これは「タツノオトシゴ」の仲間になる。
ますますヘン!という目で見られそうだ。

しかし、これが激ウマなのだそうだ。
そう聞いちゃあ、すっこんではいられない。
久しぶりに食の冒険者の血が騒ぐ。
フフフ・・・

感想は後日「食の考察」で。

070626.JPG













久々のビーチコーミングは「ハリセンボン」。

「島根半島沿岸でハリセンボンが大量に定置網にかかり、
捕獲された魚を傷つけ漁師を困らせている」
こういう記事を見かけたのは今年の2月頃だったろうか。
1ヶ月もすればここ鳥取沖にもハリセンボンの大群が押し寄せるのかと思いきや、
その後ハリセンボンによる被害が報じられることはなかったようだ。
それでも浜を歩いていると、
何十(ひょっとすると何百)という打ち上げられ干からびたハリセンボンに出くわすことがある。
こういうことはここ何年か無いことなので、
やはり大量発生の影響なのだろう。

ある浜を歩いていたときのこと、
やはり波で打ち上げられたのであろう黄色のヘルメットが目に付いた。
が、何だろう?
何やらヘルメットの中一杯に詰め込まれている。
近づいて中を見てみると、
十数匹の干からびたハリセンボン。
誰かの悪戯?・・・と思ったが、
恐らくこれはこの浜の常連のサーファーがしたことだろう。
怪我を恐れた素足のサーファーの苦肉の策だったに違いない。
ボードの代わりに黄色のヘルメットを持って浜を彷徨うサーファー・・・
想像して何だか笑えた。
頑張れ、サーファー!

ところでこのハリセンボン、
私的に「食べてみたい指数」、
★★★★なのだ。
どこか活きの良いハリセンボンはいないだろうか。

070622.JPG













梅雨入りの発表はあったものの、
らしくない天気が続いていたここ山陰地方だが、
今日はどこから見ても隙のないりっぱな梅雨の天気。

いつもなら雨降りは仕事には煩わしいばかりだが、
今日はそれほど苦にならない。
何しろ今日の私の鼻歌は「雨にぬれても」。
洋楽の中では最も好きな曲の一つだ。
♪ raindrops keep falling on my head・・・
気分はポール・ニューマンなのだ。

実は私の車は雨漏りがする。
車の屋根に積もった雪がとけだした時とか、
ワイパーも効かないような土砂降りの雨の時等々、
「何だか右腕が冷てぇなぁ」と思うと大抵雨漏りだ。
今日も少しばかりポタポタやっていたが、
♪ raindrops keep falling on my head・・・
気分はポール・ニューマン。
雨漏りさえお洒落だ。

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