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なんちゃって太公望「duo」の雑記
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沖合い底引網漁船が漁に出始めたこの時期、
ここ山陰の海産物の花形はやはり「のどぐろ」(標準和名:アカムツ)だろうか。
月が替わって11月になればどうしても主役は松葉ガニ(ズワイガニ)に譲るが、
夏の岩ガキのシーズンが終わって寂しくなった市場に、
まず真っ先に存在感を持って登場するのは「のどぐろ」だ。
と言うのがこの「のどぐろ」、
日本海側で揚がる数ある海産物の中で最も高値で取引されるのだ。
よく「幻の魚」と形容される「クエ」をして、
太刀打ちできないほどの希少性を誇る高級魚「アラ」よりも高価なのだ。
なので当然「クエ」よりも高く、
キロ当たりの単価は「のどくろ」の方が約2倍の値が付くことがある。

07100705.JPG













というわけで写真は10月7日の七輪「田中」の勇姿。
そして網の上で程よい焼き色を見せてくれているのは、
あの、あの、あの超高級魚「のどぐろ」の丸干し。
これで20cmほどの大きさなのだが、
これが生の「のどぐろ」ならばあろう事か1匹が1,000円近くもする。
ところがどういうわけかこの丸干し、
1パックに同サイズが3匹入って450円也。
訳ありか?と思ったが食べてみると至って普通の焼き魚だ。
難を言えばやや塩気が薄い。
醤油をチョロッと垂らして熱々を頬張れば、
「おほほ、旨い旨い!!!
 あの『のどぐろ』を備長炭で焼いて食べるなんて最高だ!!!」

・・・と言ってはみたが、どうなんだ。
20cmほどの魚が1匹で1,000円。
冷静に考えてみるとこの高値は異常とも思えるが、どうなんだ?
「アジ」の干物、「ウルメ」のメザシ、「サンマ」「サバ」の塩焼きetc
どれを取ってもそれぞれ遜色つけ難いほどに旨い。
「のどぐろ」だけが特別扱いをされるほどの差があるとはとても思えない。
「クエ」よりも高く「アラ」よりも高く、
「日本海の赤い宝石」ともてはやされる魚。
どうなんだ・・・?

ここで「その価値あり!」とか「価値なし!」と言うほど、
実は私は「のどぐろ」を知らない(何しろ高いもんで・・・涙)。
おしっ!
この秋は"これぞ「赤い宝石、のどぐろ」"!!!というのを食してみる。

・・・かもしれない(汗)。

●「のどぐろの丸干し」
 ◇話題性・・・★★★
 ◇ 味  ・・・★★★

 

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ちょっと改まった態度でお上さんが聞いてきた。
「お茶、飲む?」
良いタイミングだといつも思う。
私の心の在り様をお上さんなりに何か感じるのか、
それともお上さん自身に何か思うところがあるのか?
そこは深く考えず私も静かに答える。
「頂きます」

071005.JPG













ほどなくお上さんが持ってきてくれたのは、
山陰の名窯「因久山焼き」に若草色が鮮やかに映える抹茶。
作法やお茶の良し悪しなど全く知らない私だが何故だろう、
ひと口含んだ途端"時"の流れが穏やかになるような気がする。
さっきまでの焦燥感はどこに行ったのか、
ただしみじみとお茶を味わう私が不思議だ。

三口でお茶を飲み干し、
「ごちそうさま」と静かに茶碗を置く。
たまには良いね、
優雅な遊び心。

2週間ほど前にニュースで見たこと。
恐らく何かのボランティアのイベントだと思うが、
どこかの海岸のゴミを拾い掃除をしたという話。
素晴らしい。
それは大変素晴らしいことなのだが、
そのニュースの中に気になる話があった。
というのは、
「拾い集めたゴミを調べたところ、
 一番多かったのはタバコのフィルターだった」というものだ。
どうなんだろうな。
何だか世論を操作しようとする(オーバーかな?)、
誰かの意図が見え隠れするような気がしてならんのだが・・・

07093004.JPG













以前 http://duoneemu.blog.shinobi.jp/Entry/154/ で書いたのだが、
今でも私は釣りに出ればいくらかでもゴミを拾い集めて帰るようにしている。


07093003.JPG













そういうことを続けていてしばしば思うことだが、
打ち上げられたゴミの中で最も多くそして大きなゴミは、
実は漁具あるいはその一部ではないのだろうかということだ。
1m×50cmほどの発泡スチロールのウキ。
砂に埋もれてびくともしないが恐らく巨大であろう網。
これまた砂に埋もれたロープやその切れ端。
プラスチック製のウキや仕掛け等々・・・。


07093002.JPG













ゴミの話だから、
どのゴミが良くてどれが悪いということではない。
そういう話ではないが、
「海を守れ」という漁業関係者、
その中には自らの足元を見つめなおす必要がある人もいそうだ。
海に生きる人達、
模範となって欲しいのだ。

07093001.JPG













明確なアタリが3度。
ひょっとすると今のはアタリ?というのも入れると5度。
そのいずれをも結果に出せなかった。
久しぶりに出かけて美味しい思いができるほど温い遊びじゃないのだ。
それは痛いほどわかっている。
だからこそ面白いのだということも。
だが悔しい。
堪らなく悔しい。
地団駄を踏んで大声で叫びたいほどに。

しばらくライヴの練習から開放されることは無さそうなので、
「ライヴにかまけて・・・」という言い訳は敢えてするまい。

070929.JPG













少しだけ箸の先に取り、
口に含んで慎重に食材の味を探す。
ああ、これか!
とは思うのだが何しろ塩辛い。
そしてそれを追いかけてしばらくすると唐辛子の辛味が口中に広がる。
だが何だろう?
飲み込んだ後に鼻から抜ける香りの爽快感。

久しぶりに硬派な「食の考察」だ。
こだわりの食材をこれまたこだわりの手法で作り上げ、
なるほどその味はガツーン!と来てどういうわけか後を引く。
なので当然のことに酒無くして話しは進まないのだが、
困った事にこういう逸品は酒を選ぶのだ。
今流行(はやり)の”お上品”だけが売りの”端麗辛口”など軽く門前払い。
酒からしてその存在感を声高に主張するようなゴツイ奴でなければダメなのだ。
そういう意味でここ山陰、
ありがたいことに無骨だが飲み手に媚びない酒蔵がまだ残っている・・・

等々とつらつら考えながらまた少し口に含み続いて酒をなめる。
ふーむ、
この食材と酒との出逢いに立ち会えた喜びに乾杯。

●「沢蟹のかに漬け」
 ◇話題性・・・★★★
 ◇ 味  ・・・★★★☆

※ 商品説明
この一瓶に約15匹の沢蟹の命がこめられています。毎年5月に獲れる沢蟹だけを使い、
1年に1回しか仕込まない幻の塩辛です。生きたままの沢蟹のハカマだけを外し、石臼で
搗き潰します。潰したかにに、塩と赤唐辛子を混ぜ込んで盆まで床下の室で寝かします。
盆過ぎに麹を加え、更に9ヶ月寝かし、1年もののかに漬けになります。本来は3年寝かし
たひね物が最高です。

070925.JPG













これが何だかおわかりだろうか?
普通に海産物の知識が有る人ならばすぐにピンと来る。
「別に珍しくもない、イカトンビ(イカのクチバシ)じゃんッ!」、と。
そう、見た目はイカトンビそのものだ。
そのものなのだが実はこれ、
イカではなくタコのクチバシ、タコトンビだ。
大きいものはピンポン球より一回りも大きいほどだし、
これが北海道産というこを考えても、
おそらくミズダコのクチバシだろう。

タコのクチバシは非常に鋭く、
時に貝の殻も噛み砕くことがあると聞く。
それもその筈、
ご覧の通りクチバシ全体が強靭な筋肉で覆われている。
ただ”強靭な筋肉”もいったん食材として見れば、
身が締まってさぞかし美味しかろう・・・ということになる。

さっそく茹でたタコトンビをワサビ醤油でいただいてみる。
・・・
さすが”強靭な筋肉”、
硬い。
しかもデカイ。
口の中で持て余すほどだ。
味は普通。
というか、イカトンビとの違いがわからない。
残念だがここには「タコならではのッ!」という味が全く見えない。
決して不味いわけではないが、
ここ山陰では食材としてイカトンビの方が一日の長がある。
それは鮮度の問題かもしれないし、
下処理の問題かもしれない。
いずれにしろこれも前回同様に肩透かしを食らったようで、
物足りなさを感じながら「次回は何にしようか?」と考える。

●「タコトンビ(タコのクチバシ)」
 ◇話題性・・・★★★
 ◇ 味  ・・・★★

070922.JPG













ちょっと見た感じは「砂肝」(ズリ)のようでもあり、
レバーの串焼きに見えなくもない。
ジャンルを言えば"ソレ系"だ。
だが焼き鳥屋のメニューを「食の考察」で取り上げることもあるまい。

焼いているとき立ち上る香りは、
肉のそれではなく明らかに魚介系だということがわかる。
一切れ口に放り込んでみて、
「何とも不思議な食感だが、味はやっぱ魚だなぁ」
正直もう少し期待していたのだが、
この意外性の無さに肩透かしを食らったような思いばかりが残るのだ。

●「鮭のハツ(心臓)」の串焼き
 ◇話題性・・・★★
 ◇ 味  ・・・★★

ライヴにかまけて釣りに出ない日が続いていた。
「そろそろ釣りに出たいなぁ」と様子見がてら立ち寄った漁港。

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小型の漁船の周りに12~3羽の鳶が急降下、急旋回、急上昇と飛び交っていた。
降ろしそびれた魚の積荷でもあるのかもしれない。

平日ということもあるのだろうが、
それにしてもいつもならもっと釣り人の姿がありそうなものだ。
きっと釣れないのに違いない。
そうだ、そう思うことにしよう。
それなら安心して帰ることができる。

明日は「彼岸入り」。

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