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●「岩ガキ」
1ヶに1,000円も出せば大人の握り拳2~3個分の特大の殻に入った「岩ガキ」が手に入る。
しかしそこは庶民のささやかな楽しみ、
そんな贅沢は許されないから出せるのはせいぜい数百円まで。
それでも「マガキ」に比べれば優に倍はありそうなものが食べられるのだ。
網焼きメインの今夜の「岩ガキ」だが、
今年の初物は先ずはそのまま生で・・・
オ―――――――――ッ!!!!
これはこれは・・・ともっともらしく頷きながらも、
口の中の余韻が消えてしまわぬうちに右手はすかさず清酒のグラスに。
「生ガキ」と辛口の白ワインの代名詞「シャブリ」の相性の良さはあまりにも有名だが、
「生ガキ」と良~~~~~く冷やした清酒、
これなんぞも「日本人で良かったぁ」としみじみ感じる瞬間だ。
夏になれば「スイカ」「そうめん」「かき氷」「ウナギ」等々が定番だが、
私にとっては「岩ガキ」も夏の到来を強く感じる食材だ。
というのも今でこそ夏の高級食材として全国区に成長した「岩ガキ」、
漁業関係者の管理も一層厳しくなった感があるが、
まだ私が若い頃は右も左も「食べたければ自分で獲ってくる」という時代。
海水浴がてらちょいと今夜のおかずに10ヶばかし・・・
だから「岩ガキ」と言えば夏の太陽を反射してギラギラ光り輝く水面、
海水が乾いてザラザラと塩が浮きあがった塩っ辛い肌、
「岩ガキ」を求めて潜ったテトラのすぐ側を透明なキスが群れで泳いで行く風景、
裸足で歩けばやけどをしそうな熱い砂 etc のイメージと直結するものなのだ。
まあ何れ私の如き素人に毛の生えたような密猟者には、
寛大であった古き良き時代の話なのだが・・・
おっと、回想に耽ている間に網焼きが良い感じだ。
手早く殻をこじ開けたならば目で楽しむ時間すら勿体ない。
熱々を一気に!
オッ・・・
オッ・・・
●「岩ガキ」
◇話題性・・・★★★
◇ 味 ・・・★★★★
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