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「鯛わた」
鮮度の良い鯛の内臓を丹念に下処理をし、
みりん、塩、清酒等々で漬け込んだ一品。
「鯛の内臓の塩辛か、ふむ、どういう仕上がりになっているのか」
本格的な酒肴の予感、
これはちょっと楽しみだ。
久しぶりに腰を据えて清酒を飲むのも良かろうと、
栓を抜いたのは「諏訪泉」の本醸造。
相性など気にするものではないが、
まあ腰を据えて飲むのならゴツイ酒よりこういうタイプだ。
ひと口酒を含んで「鯛わた」に手を出す。
「おっ、なるほど」
ひと口食べて何をイメージしているのかわかった。
「そう言われればそうだ、内臓だものな」ひとりごちてまた酒を飲む。
やや塩気を抑えて柔らかな口当たりではあるが、
モチーフとなっているのは「酒盗」。
味わいは申し分なく酒がはかどり過ぎるのが恐ろしいほど。
ただし・・・
食べて旨いのだから何を言うことがあろう?
そう、これは言わずもがなのことかもしれない。
未知の味を期待していたところへ「酒盗」。
これには少々残念な思いをさせられた。
そしてもう一つ残念なのは、
どこにも鯛の味を見出せないこと。
クセのない上品な味付けは見事だが、
言い換えれば没個性。
どこにでもある大手食品メーカーの商品のようでさえある。
「大手食品メーカーの商品のどこが悪い?」とお叱りをうけそうだが、
そこは「食の考察」。
隠れた逸品を探したいではないか。
「鯛わた」 (鯛の内臓の塩辛)
◇話題性・・・★★★
◇ 味 ・・・★★★
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