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なんちゃって太公望「duo」の雑記
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●「イガイ」 【イガイ目イガイ科イガイ属】

地中海料理に欠かせないムール貝(ムラサキイガイ)によく似るが別種。
地元の漁師さん達は「明らかに『イガイ』の方が美味い」と断固として言い切る。

殻長3~5cmほどのものは海に行けばよく目にするので買おうとは思わないが、
さすがにそれ以上、10cmを超えるような見事なものを見かけるとついつい手が出る。
なにしろちょっとした磯遊びで手に入るような代物ではないのだ。

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まずはお約束、「焼き」を楽しむ。
ただしこれは「イガイ」の味を楽しむというより、
口からはみ出さんばかりの大きな身を口に放り込み、
口中いっぱいに広がる磯の香りを、
否、口中に広がる「磯そのものを体感する」というべきものだと思う。
噛み締めて溢れ出る貝の汁は貝の旨みと磯の香り、
そして海水が交じり合ったような味わいで調味料など必要としない。
細かなことは気にせず熱々をガツガツやって酒かビールで流し込む、
これが「焼きイガイ」の醍醐味ではなかろうか。

「イガイ」の味をじっくりと楽しむのならその出汁を味わうべきと私は常々思っている。
丁寧にアクを取り控えめに味付けした吸い物か、その出汁と身を使った炊き込みご飯。
出汁を使ってこそ「イガイ」は真価を発揮するのだと私は言いたい。
華やかで煌くような美味さではないが素朴で心温まる美味さがそこにはある。

08050503.JPG













我が家の裏庭に散乱する貝殻がこのところ更に数を増した。
サザエ、アワビ、エゾボラ、牡蠣、チジミエゾボラ、イガイ、etc・・・
食べ終えた貝の殻を私が投げ捨てたものが積もって山となりつつあるのだが、
実はこれ、千~二千年後「鳥取貝塚を発見!」と言わしめんがための、
壮大にして地道なロマンティシズム溢れる私の挑戦なのだ。

●「イガイ」
 ◇話題性・・・★★★
 ◇ 味  ・・・★★★☆

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