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●「鮟鱇」(アンコウ) 【 アンコウ目アンコウ科アンコウ属 】
※ 実は一般的に「アンコウ」として売られているのは「キアンコウ」という種類で、
「アンコウ」は数が少なくまた値も安いという。
というわけでこの度の「食の考察」は「アンコウの干物」。
「へぇ、これは珍しい!」とリアクションバイトしてしまったのだが、
結果は「・・・」ちょいと残念。
何故干したのか・・・その意味が私には見出せない。
見た目や食感は「サバフグの一夜干し」に似るが味は別物。
何しろ旨みに欠けるのだ。
「この地にしかない珍しい特産品を作ろう」ということなのだろうが、
その思いばかりが先行してしまったのかなというのが率直な感想。
やっぱり「アンコウ」はオーソドックスに鍋だなァ・・・
ところで「アンコウ鍋」でよく言われる「アンコウの七つ道具」とは、
柳肉(身肉、頬肉)、皮、水袋(胃)、キモ(肝臓)、ヌノ(卵巣)、えら、トモ(ヒレ)、
の七つの部位のこと。
「アンコウ」と言えば「アンキモ」が左党には垂涎の食材だが、
それ以外にも身肉より「七つ道具」の方が旨いとされる変わった魚だ。
まったくもってこれには納得。
ちなみにオスは食用になるほど大きく成長しないため食用にされるのはメス。
産卵期にメスの胃袋の中からオスのアンコウが出てくることがあるが、
これはカマキリと同じような習性によりメスがオスを食べるからなのだそうだ。
どこの世界でもオスは大変なんだよなぁ。
●「アンコウの干物」
◇話題性・・・★★★☆
◇ 味 ・・・★☆
粕漬け用にと買い求めた「シマメイカ」(スルメイカ)。
夜毎、雪降る大荒れの日本海に出漁するイカ釣り船がある。
あまりの冷たさに手足の指や耳は千切れるのではないかと思うほどに痛み、
その冷たさ痛さを誰かに聞いてもらうこともできない孤独な作業だ。
しかし、それほどに過酷な重労働なのにこのイカが1パイ158円。
大変な仕事だよな。
などと考えながら捌いて・・・
下足はお上さんに進呈することにして、
旨そうな卵が入っているがこれは後日使うので冷凍庫へ。
胴は刺身でも良いのだが今回は塩をして再度登場願うまで冷蔵庫で待機。
さて、となるとこの度のメインは・・・
普段ならば圧倒的に捨てられるケースが多いであろう「イカの肝」。
身と一緒に煮ても、焼いても、或いは肝だけを食べても、
実に旨い食材だと思うのだが何故か奥様方には人気がない。
手間要らずの優等生なんだがなあ・・・
丁寧に切り離して墨袋を破らないように外す。
後は醤油と清酒を適当に混ぜたタレに2~3日漬けて置くだけ。
適当な大きさに切り分けて清酒と一緒に頂くのが正式な作法だ(^^;
但し「酒は淡麗辛口に限る」なんて上品なことは云うべからず。
濃厚にして個性的な肝の味わいには、酒もゴツイ奴がおすすめ。
●「イカの肝の醤油漬け」
◇話題性・・・★☆
◇ 味 ・・・★★★☆
なあ、太郎よ、
こんな日は無理に散歩に出なくてもいいと思うんだがな。
家でのんびりゆっくりとするのもタマには良いと思うぞぉ。
なあ、太郎 ・・・・・・・・・・・・・・ 聞けよッ!
どうしてお前、雪道に穴凹見つけると顔を突っ込んで「ハアハアーハアハアー」ってやるの?
しかも3秒くらい静止したまま・・・
(画像をクリックすると拡大します)
それにしても、もう・・・ブリザード・・・遭難しそう・・・
前が見えんし・・・道がわからんし・・・
というのはオーバー(^^;
視界が効かなかったのはひと時のことで・・・
一番悪い時に散歩に出てしまったようです。
(画像をクリックすると拡大します)
昨日くらいの雪化粧なら可憐で良いのだけど、
厚化粧はやっぱ戴けない。
大年増の厚化粧は・・・あ、いや、雪の話で・・・
今朝の太郎の散歩。
玄関を出てしばらく歩いて気付いた。
「そうだ、カメラを持って出るつもりだったんだ!」
(画像をくりっくすると拡大します)
きれいに雪化粧をした樹々を見て思い出したのだ。
「太郎、悪いけどちょっと帰るぞ。忘れ物だ」
と、言い含めても所詮は犬。
「いやですけぇ。わしゃぁ散歩に行かにゃぁいけんですけぇ!!!」
とでも言っているかのような頑固な抵抗。
えーい、言ってもわからんのならば引きずってでも・・・
(画像をクリックすると拡大します)
昨夜の天気予報には少々憂鬱にさせられたが、
まあこのくらいならばむしろ必要なのかもしれない。
農作物のためには雪が積もったほうが良いと言うし、
夏場の水不足の心配もしなくて良いし・・・
そもそも気象庁は災害時のことを考えるから、
可能性のある地域の予報はオーバーに言うのかもしれない。
まあ、それも注意を促すためには必要なことなのだとも言えるか。
・・・が、その数時間後。
昼過ぎの外の景色を見てぶっ飛んだ。
き、き、気象庁め、当てやがったか・・・
(画像をクリックで拡大・・・だけど雪ばっか (^^; )
冬型の気圧配置が強まって日本海側はこれから雪という予報。
ここ山陰でも今夜から明日夕方にかけて本格的な雪になると言っている。
何てこったい!
「地球温暖化」のおかげで今年はこのまま春に突入だとばかり思っていたのに。
ところでその「地球温暖化」に水を差すような話。
この冬は国内でも、
例年なら雪の話題などない場所で記録的な積雪という報道を度々目にする。
だがお隣の中国では50年ぶりの記録的な寒波による被害が深刻のようだ。
死者100人超を始め積雪による家屋の倒壊や送電線の切断等々・・・
国際社会の援助と国を挙げての救済が被災地に向かっているという。
こういう話を聞くたびに「本当に地球温暖化?」と考えてしまうのだが、
実は実際に以下のようなデータがある。
・海面上昇率の予測値は、1980年代にアメリカ政府の環境保護局は「2100年までに海面は数メートル上昇 する」と予測していたが、その後IPCC( 国連の「気候変動に関する国際パネル」 )が90年代に「67センチ」と予測し、2001年には48・5センチ、そして今回は38・5センチになった。予測値は、だんだん少なくなっている。つまり海面上昇による危険は、年とともに減っている。
・温暖化で世界中の氷が溶けているかのような話になっているが、北極圏の氷は溶けているものの、南極圏(南氷洋)の氷は1978年から現在までの間に8%増えている。
・世界の温度を最も正確に計っているのはアメリカの気象衛星だが、
その測定値は99年以来上下はあるものの、全体としての平均温度の傾向はほとんど横ばいである。
・測定された世界の海洋の温度の平均値は03年以来下がっているが、これも温暖化とは逆方向である。
等々と、ちょっと驚くデータが並んでいるのだ。
(※「田中宇の国際ニュース解説」より抜粋)
そういえば(極々ローカルな話で恐縮だが)こういう話がある。
山陰沖で揚がる魚の中で、
北の魚の代名詞ともいえる「真鱈」が近年増えつつあるというのだ。
また去年は、これまた北の魚「ニシン」がかなり揚がったという。
正しく上述の説通り・・・
というか少なくとも日本海の海水温は下がっていると思うのは早計か?
「地球温暖化」、
以前書いたようにこの説の背景に政治的な意図が有るのなら、
( こちらをどうぞ → http://duoneemu.blog.shinobi.jp/Entry/82/ )
今年の「記録的な寒波、積雪」報道を冷や汗を流している奴がいるかもね。
TVを見ながら「もうエエっちゅうねん」なんてこぼして・・・(笑)
でも私の懐、マジの氷河期(涙)。
久しぶりに手間ひまを掛けて臨んだ「食の考察」。
先ずアク取りと掃除を兼ねて1時間近く茹で上げる。
冷めた頃を見計らって硬さを確認してみるとちょうど良い加減か。
早速輪切りにしてポン酢で食べてみる。
独特の歯ごたえが面白くはあるが、
強烈なインパクトがあるわけではない。
特有の香りがあるが食材を考えれば充分に許容範囲内だ。
続いて茹で上げたものをひと口大に切り分け塩胡椒をして網焼きに。
少し焦げ目が付いたところを皿に盛るのももどかしく、
ガスコンロの前で立ったまま食べてみる。
「ふむ、塩胡椒は合うが・・・」
焼いたからといって断然旨みが増すということもない。
ではどうするか?
これだけ調理してもまだ半分以上残っているのだ。
というわけで最後の手段。
食材にこれといった面白みが感じられないのなら、
調味料の味をしっかり染み込ませれば良いのだ。
考えたのは「佃煮」。
1cm角に切った食材に生姜を加え、
醤油・砂糖・清酒・みりんでコトコト、コトコトと煮詰めていく。
味をみながら調味料を足し煮汁が飛べはできあがり。
ひと口食べて・・・
「うん、これが一番良いかもね♪」
冒頭の「手間ひまを掛けて臨んだ」のは、
詰るところ「煮ても焼いても食えない奴」に手間取ったため。
それにしても食材の内側にポツンと腫れたような部分があったけど、
これってひょっとして「潰瘍」・・・? (^^;
●「マグロの胃袋」
◇話題性・・・★★★
◇ 味 ・・・★★☆
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