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このところのステージで感じていたのは、
以前のPICKUPは機能的に大いに問題ありということ。
パッシブのために「音作りが非常に難しい」ということはいつもPAから指摘されていた。
アクティブのPICKUPを搭載したギターとの組み合わせではなおさらだ。
だが最も大きな問題は、
「000-28」の音が全く伝わっていないということ。
というわけでとうとう決断。
中川イサト氏の使用するPICKUPやそのシステムなども考えぬではなかったが、
現実的に考えれば私の経済力ではとうてい及ばないので(涙)、
薄っぺらな財布の中身と膝詰め談判を重ねた結果は写真の通り。
新しい音を聞くのがちょっと楽しみ♪
とは言え、弘法は筆を選ばないらしいけどね・・・(^^;
買い物に出かけているお上さんから携帯に電話が入った。
「凄く活きのいい親ガニが出てるけど、どうする?」
壁にかかっているカレンダーを見て、
スケジュールが何も入っていないことを確認し、
「おっ、いいねぇ♪ 買いましょ、買いましょ!!!」
というわけで満を持しての「かにめし」はこの冬の初物。
茹で上がった親ガニから身や外子、内子を丹念に取り出す。
この過程に想像以上の時間と手間ひまがかかる。
なのでスケジュールが空いていることは必須条件なのだ。
余談だが大切なのはスケジュール以外に、
このまま食べてしまいたいという欲求と闘う強い精神力だ(笑)。
そして翌日(12月1日のこと)。
ひと口頬張って声をなくしたなぁ。
続いてため息。
それからやっと「旨ア !!!」と言葉になったんだっけ・・・
(作り方はこちら ↓ をどうぞ。
http://www.geocities.jp/duoneemu/recipe1.html)
「シロウオ」か「シラウオ」か?
えっ、それって違う魚なの?と思う方が随分と多いに違いない。
姿形や生態がよく似ているので区別しづらいのだろう、
魚介類を扱う業者でさえ混同する事がしばしばある。
分類では、
「シロウオ」 【スズキ目ハゼ科シロウオ属】
「シラウオ」 【サケ目シラウオ科シラウオ属】
となり、「シロウオ」は「ハゼ」の仲間だが、
「シラウオ」は「鮎」や「ししゃも」の仲間になる。
ちなみに漢字で書くと、
「シラウオ」は「白魚」だが、
「シロウオ」は「素魚」と書く。
上の写真は残念ながら混同され売られていた「シロウオ」。
ラベルは「白魚」となっていたのだ。
もう一つ残念だったのは鮮度がイマイチだったこと。
刺身で食べたが、かなりしんどかったな。
●「シロウオ」
◇話題性・・・★★
◇ 味 ・・・★★
コレは見るからに左党が喜びそうな珍味らしいオーラを放っている。
見た目から連想するのはイカや貝類か。
色合いを考えればどうしても貝の味や食感を思い浮かべる。
イヤ、思い浮かべるのではない。
正確に言うと「そうであって欲しい」と切に願っているのだ。
箸の先に少し取りゆっくりと口に運ぶ。
我ながらいつになく慎重に過ぎるかなと思う。
だがどうしても口に入れると、
歯ざわり・香り・味に対して神経が過敏になる。
何か恐ろしい結末が待っているのではないか?と及び腰なのだ。
だが・・・
どうもこれは・・・
そんなに怪しげなモノでは決してなさそうで・・・
むしろどちらかというと正統派の珍味と言えそうだ。
食感は確かに貝に近いが、味は貝のそれではない。
それよりも食べた後に鼻から抜ける香りにこそ特徴がある。
何とも表現のしように困るが決して嫌な香りではない。
華やかさはないが素朴な土の香りとでも言おうか、
それだけに言わずもがなのことだが日本酒との相性は良い。
それはそうと、やはりこの食材を明らかにすべきだろうか?
知らない方が幸せということもあるのだが。
何より我が家のお上さんには「貝だから♪」と言って勧めた・・・
これを「実は・・・」などと覆したらどうなる?
しかし黙っているのは私の精神衛生上よろしくない。
そう、私の健康維持のためだ。
上の写真は「ルッツ」という。
北海道は石狩の浜益という辺りで食される珍味だ。
冬、海が荒れると海岸に打ち上げられる食材を拾い調理するのだ。
ではその食材は何かと言うと・・・
「ユムシ」 【環形動物門・ユムシ網】
釣りをする人間にはよく知られる。
鯛やチヌ(黒鯛)を狙うときの好餌だ。
と言っても最初は触れることさえためらわれるほどに、
不気味にして摩訶不思議な生き物なのだ。
ぶっちゃけ海底の巨大ミミズとしか思えない姿なのだ。
ま、まあ、あれだ・・・
美味しそうに食べたんだ。
気にするな (^^; 。
●「ルッツ」
◇話題性・・・★★★★☆
◇ 味 ・・・★★★
霜月最後の日はうららかな小春日和。
最高気温は16℃まで上がった。
一方明け方の最低気温は放射冷却現象の影響か、
冷たさが痛さに変わるような3℃という強烈な寒さだった。
夜明け前の寒さの中ひたすら竿を振るが、
あまりの手足の冷たさにしばし休憩。
両手はポケットに忍ばせた使い捨てカイロを握りしめて空を見上げれば、
冴え々とした夜空に七分ほどの月と無数の星々。
天頂近くに北斗七星。
オリオン座が西の空に低く傾いて、
あそこに一際明るいのはカペラだろうか・・・
悲しいかな、
あまりの寒さに既に気を削がれてしまっているのだ。
残すところ今年もあとひと月。
早朝の釣行はあと何度出られるだろうか。
※ 「霜天」・・・霜のおりた冬の(夜、また暁の)空。
日本では有明海周辺にのみ生息する魚なのだそうだ。
体長は30cmほどで細長いためウナギの仲間かと思いきや、
これがハゼの仲間になるらしい。
それにしてもこの風貌・・・
退化した目と剥き出しの牙。
どこかしら微笑んでいるように見えるのが何とも不気味だ。
が、しかし、
実はこれが先ほどから非常に良い香りを漂わせている。
私の浅薄な知識で先ず思い浮かぶのは、
以前紹介した「ドギ」(標準和名「ノロゲンゲ」)の干物の香りだ。
( http://www.geocities.jp/duoneemu/recipe5.html ← こちらをどうぞ )
魚の旨みが見えるような気さえする香りなのだ。
というわけで早速「ワラスボ」を焙って食べてみれば・・・
やはりこれは想像通りの、いや、想像以上の旨さだ。
味、香りに邪魔になるものはなく、
香ばしさの中に噛み締めるほど口中に旨みが広がる。
香りから「ドギ」の味を連想したのだが、
「ワラスボ」の味の方がより上品に感じる。
ご飯のおかずにはどうかと思うが、
酒の肴としては横綱級の存在感だ。
それにしてもあの顔でこの味か・・・
何と言うのか、こう、教訓めいて奥深い魚だな。
●「ワラスボの干物」
◇話題性・・・★★★★
◇ 味 ・・・★★★☆
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