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こういう流れで来たならば、
次に何が来るのかはわかる人には至極簡単にわかるはずだ。
どう考えてももうこれ以外には有りえない。
あらためて言う必要もないかもしれないが・・・
今回取り上げるのは「ばちこ」(干しくちこ)。
写真と名前からこれが何かはだいたい想像できると思う。
そう、前回の「このこ」(生くちこ)を干したものだ。
「このこ」(生くちこ)からしてその希少性は充分承知だが、
「ばちこ」はその「このこ」を更に寒風で干すという手の掛けよう。
ちなみに「ばちこ」 という変わった名は、
干した形が三味線のバチの形に似ているからなのだそうだ。
一般的な食べ方は、さっと焙って細く裂いてちょっとづつ摘むらしい。
酒の用意も余念無く早速ストーブの上に乗せて焙る。
十秒ほどで取り上げマッチ棒ほどに裂いて行く。
正直、この度の「なまこ」3品の中で最も期待が大きい。
あれほどに深遠にして官能的な味わいの「このこ」が、
干すことによってどう化けるのか。
また王道を行く正統派の珍味の中でも相当に高く評価される「ばちこ」、
酒飲みならば私ならずともここで気合が満ちるのは自明の理だろう。
「あちちっ」と裂いて皿に乗せ、
一切れ口に放り込んだなら、
宙の一点をしっかと見据え、しかし全神経は舌に集中したまま噛み締める。
噛み締める。
噛み締める。
「ん?」
確かに旨いには旨い。
だけど・・・
「王道」って?
「正統派の珍味の中でも高い評価」って?
「気合が満ちるのは自明の理」って?
教訓。
期待し過ぎは怪我の元。
自分で無闇にハードルを上げてしまった(涙)。
●「ばちこ」(干しくちこ)
◇話題性・・・★★★☆
◇ 味 ・・・★★★
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