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●「イシナギ」【スズキ目 スズキ亜目 イシナギ科 イシナギ属】
「イシナギ」。
今でも体長約1m50cm、
重さ百数十キロというモンスターサイズが稀に揚がるようだ。
通常は400~500mの深海の岩礁域に潜むが、
夏季の産卵期は100~150mに姿を見せる巨魚だ。
以前ここで紹介した「秘伝」(高橋治著)の中で、
名人と言われる二人の老漁師が追う「イオ」というのは「イシナギ」のことだが、
作品に現れる「イシナギ」は体長2m、体重150kgの超大物という設定だ。
さて、今回私が入手したのは「イシナギ」の切り身1kgだが、
元は40数kgというから「イシナギ」としては中型というところだろう。
血合いの色も薄っすらときれいな白身は脂のためか微かに白濁している。
加熱した身は総じてあっさりとしてクセはなく美味いのだが、
どちらかというと大味で魚肉と言うより鶏のささ身のような食感。
ただこの身も刺身にして大いに驚いた。
しっとりとした食感と舌の上に広がる甘みは鍋や塩焼きとは全くの別物で、
「これこそが『イシナギ』の味」という断固たる主張がはっきりと感じられる。
実に美味。
ところで「イシナギ」について調べてみると、
以下のような注意を度々目にする。
「肝臓に含まれるビタミンAが多く(50~150万I.U./g)、
中毒原因はこのビタミンAの過剰摂取によるものと考えられる。
中毒症状としては摂取後30~60分で激しい頭痛、嘔吐、発熱、
顔面浮腫などがみられ、次いで2日頃から皮膚の落屑がみられる。
ちなみにイシナギの肝臓は、厚生労働省が食用禁止措置をとっている」
しかも中には、
「肝臓だけでなく身も危険。
ただし多く摂取しなければ多分大丈夫」
などという実に恐ろしげな記述もあり、
「まさかそんなこと!」と思いながらも内心ちょっと気にして・・・(^^;
●「イシナギ」
◇話題性・・・★★★★
◇ 味 ・・・★★★☆
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