なんちゃって太公望「duo」の雑記
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『エリーは最初首を振っていたが、
手をひかれるままフロアの中央まで行き、
吉田と踊り始めた。
細い腕を彼の背中にまわし、
頬を肩の上に乗せていた。』
『「あなたの書いた詩、歌になったら聞きたいわ」
「ほんと?」
「私のこと書いて」
「君のこと?」
「そう今日のこと」
「うん、いつかね。書ける日が来たら」
「きっとよ」
菫色の雨の降る水曜日だった。』
以上、いずれも本文より。
この本を買うとき、
私は作家としての松本隆を知らなかった。
だが読み進んで行くうちに松本隆があの松本隆とつながり・・・
(和製ロックの伝説的バンド「はっぴいえんど」のドラマー)
ということは必然的に大滝詠一とつながり・・・
つまりそれは上記のシーンとつながって・・・
そう、
「A LONG VACATION」の中の収録曲の歌詞が、
小説の中でも印象的なシーンとして出てくるのだ。
お洒落なリゾートというイメージの「A LONG VACATION」に対して、
十代の切ないラブストーリーの「微熱少年」。
そこに共通性は見当たらないが、
松本隆は違和感なく見事に使い分けている。
読み返してみて、
松本隆のセンスの良さを改めて感じる1冊だった。
◇「A LONG VACATION」
大滝詠一による精密に構築されたカラフルな音作り、
松本隆の手によるファッショナブルな歌詞、
当時の音楽シーンに大きな衝撃を与えたベストセラー・アルバム。
和製ポップ史上に燦然と輝く金字塔。
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