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外から何か聞こえてくる。
「ピ――――」
「ピ――――――」
もしや・・・?
「イシ~ヤ~キイモ~~~、ヤキイモ~」
はたして焼き芋屋の声が笛のような音の後に続いて聞こえてきた。
「ヤ~キイモ~」の声で私の心がときめくことはないが、
これがチャルメラだと食指が動くかもしれない。
そういう季節なのだ。
食品業界の統計によると、
「夏、気温が1℃上がるとビールの売上が何%増になる」とか、
「冬、気温が1℃下がると豆腐の売上が・・・」というデータがあるらしい。
とは言ってもこのデータ、
1年を通してではなくあくまでも季節の変わり目の話。
メーカーなら生産、
小売なら在庫管理の参考にするためのデータだろう。
それにしても「気温が1℃下がる=豆腐」というこの発想。
何だかこう、地味~~な食材の豆腐(ごめんなさい、私の個人的なイメージです)が、
思いっきり「和」の象徴って感じだ。
豆腐自体、旨いと思うのだが、
やはり地味だ。
安いしな。
手間も掛からんから楽だしな。
おまけに、「鍋料理って野菜もしっかり摂れて健康にイイのよお~!」
なんてお気楽主婦の声が聞こえてきそうだ。
いや、豆腐は実に旨い。
大好きです。
というわけで昨夜の「猪鍋 味噌煮込み風」。
みんな頑張って、無理して食べてくれた。
強張った表情で「旨い」と言ってくれた。
鍋を食べ終わった後のラスクを旨そうに食べていた。
●「猪鍋 味噌煮込み風」
◇話題性★★
◇味 ★★
血圧、これも良し(高めだがな)。
めまい、なし。
他に手足のしびれ・吐き気
倦怠感・頭痛・生理痛・眠気・かゆみ・・・
どれも異常は認められない。
「ふぐの子 ぬか漬け」を食べ一夜明けた今、
体調に変異はない。
大丈夫だとわかっていても、
そこはほれ、
やっぱりフグの卵巣だからさ・・・猛毒と言われる部位だからさ・・・
何となくロシアンルーレットっぽい雰囲気は漂うワナ。
宮本氏曰く、
(彼はこの「宮本氏」というのが気に入らないらしい。
何故って、ちょっと言葉にするのもはばかられる理由から・・・)
「フグの毒にあたると、
土の穴の中に埋めて解毒するっていう話があるでしょ?」
「そういう話、聞いたことあるなぁ」
「でしょ!duoさんも埋めてもらったら?
毒気を抜いてもらったほうがいいすよ」
「・・・私ってば、テトロドドキシンか?
そこまでみなに害を及ぼしているのか?(泣)
誰だよ、そうだそうだって言った奴」
●「ふぐの子 ぬか漬け」
◇話題性★★★★★
◇味 ★★★★
何の前触れもなく現れた二人は、棟梁と宮本氏(教授もどき改め)。宮本氏が焼酎の差し入れを提げてきた。
どうしたの、その焼酎?と聞くと、
「息子が誕生日のプレゼントにくれたんです。
飲みさしですが、一緒に飲みましょう」
と言う。
そ、そ、そんな心温まるプレゼントを・・・
息子君のピュアな気持ちが込められたプレゼントを・・・
私達のような下品なオヤヂ共が飲んで良いものだろうかっ?
「いただきましょう」(しっかりと私)
「うん、いただきましょう」(更にしっかりと棟梁)
それじゃあ息子君のプレゼントに敬意を表して、
「ほたるいかの素干し」。
※茹でたほたるいかをイカで作った魚醤「いしり」で味付けし干したもの。
これを開けちゃおうじゃありませんか!!!!
なになに?
「食べ方」を見ると、
「ライターであぶってどうぞ」とある。
何と、シブイ食べ方!
チャールズ・ブロンソンになったみたいじゃん!?
(チャールズ・ブロンソンはほたるいかを食わんがな)
ところで「教授もどき」改め「宮本氏」になった宮本氏(ややこしい)。
「宮本氏」と一言で言っても、
彼の中には「宮本氏」A、B、C・・・と数々の「宮本氏」がいるようだ。
この夜だけでも、
・大いに真面目な顔をしてぶっ飛ぶほど下品な話しをする「リアル宮本氏」
・大いに真面目な顔をして本当に真面目な話しをする「つまんねぇ宮本氏」
・普通の顔で上記の「宮本氏」を解説する「なんちゃって宮本氏」
・・・と3パターンほど確認できた。
つくづく不思議な男だ。
んっ?
何の考察だ?
●麦焼酎「閻魔」
◇話題性★★★★(息子君、ありがとう!!!)
◇味 ★★★
●「ほたるいかの素干し」
◇話題性★★★
◇味 ★★★
そういう声が聞こえてきそうな今回の食の考察。
自分自身、
完全に旬を逃していると自覚してのエントリー。
それでもやはり食べてみたい。
そういうわけで、
一応アップはするのだが、
一人でせこく食べてみる。
何しろ今的なネタではないのだ。
昭和臭がしてきそうなほどだ。
たとえるなら、
「えんがちょ」くらい過ぎてるイメージだ。
近いところでは、
「ギャフン!」なんてのもいいかもしれない。
もっと言えば、
「鼻血ブー!」くらい素敵だ。(何が)
というわけで「カカオの恵 85%」と「チョコレート効果 72%」、
ふむ、
甘くないチョコだ。
●「カカオの恵 85%」
●「チョコレート効果 72%」
◇話題性★
◇味 ★
写真を撮り忘れてしまった。
そのことに気付いた途端、テンションがデロンと下がってしまった。
食の冒険者たる私duoがこのようなことで落ち込むわけにはいかないのだが、
何しろデロンなのだ。
とってもデロンだ。
「ワニのハム パストラミ」
ちょっと気になっていた。
何故に"パストラミ"なのか?
「パストラミ (pastrami) -香辛料で調味した肉の燻製食品」
というのも「ワニ肉」はそれほどクセのある肉というイメージがなかったからだ。
香辛料で調味するのは臭いを消すためだったり、
強いクセを減少させるためだと思い込んでいたのだ。
だが一口食べて納得がいった。
「ワニ肉」、何と上品であっさりとした肉だろう。
歯ごたえのある鶏のささ身、そんな感じだろうか・・・
つまり、あまりの上品さゆえに香辛料でアクセントを付けているのだ。
例えばヒラメやサヨリのお造りに、
大葉(青ジソの葉)を添えて味にアクセントを付けるようなものだ。
棟梁と二人で平らげてしまった。
「こりゃ普通に旨いね」
「ほんと! 塩加減も絶妙」
燻製作りに燃える棟梁に及第点をもらった。
「食の考察」が初めて「味」を認められた夜だ。
何となくオーストラリアの大地が恋しくなった。
"クロコダイル・ダンディ"としての血が、
私の中で沸々とたぎっているのかもしれない。
今なら表の大通りで水牛が寝転んでいても、
子猫のように手玉にとれる。
・・・そんなものはここにはおらんがな。
●「ワニのハム パストラミ」
◇話題性★★★
◇味 ★★★★
「食の考察」とはバツゲームのことだ。とか、ゲテモノを食べることだ。等々と思われているのではなかろうかと考えていた。そんなことはあろうはずがない。純粋に、その時食べてみたいと思ったものをチョイスしているだけだ。
ただ、その時食べてみたいと思うものが普通の人と少しばかり違うだけなのだ。
というわけで昨日は久々の【DUO'S BAR】-番外編-。私duoが「食の考察」に準備したのは、今や泣く子も黙るという「イベリコ豚」のカルビ。これで皆が盛り上がるぞぉと考えていたら、皆が持ち寄ってくれた食材があまりに豪華で、私はイベリコ豚を出すタイミングが掴めずに一人焦っていた。
W00さんが持ってきてくれたのは、「長州鶏」の手羽先。棟梁は米沢牛。恐らく米沢牛の最高級品だろう。驚くほどきれいに"サシ"の入った肉は、肉というより熟練の職人が細工を施した工芸品のように美しかった。そして、おぢぃが提げてきたのは清酒フリークなら知らない人はないだろう。清酒「強力 純米大吟醸」。
しかし私duo、勇気を持って皆の前に披露(実は鼻高々)。「ど~よ?このイベリコ豚ってば、ど~よ?」的展開。なのに皆ときたら、
「イベリコ豚? ・・・知らない」
「えっ!? せ、せ、世界のイベリコ豚よ。知らんて・・・」
「知らない」
(やっぱり、おまいらには"トド"がお似合いじゃぁ!!!!!!!!!!)
●べジョータ(最高ランク) ・・・モンタネラ(放牧期間)で最低60%~65%体重が増えた豚。(べジョータ=どんぐ りという意味。イベリコ豚の全生産量の僅か2%程度を占める。
●レセボ ・・・ モンタネラで最低30%体重が増えた豚。
●ビエンソ ・・・ 認定を受けた穀物飼料のみを与えて出荷重量まで飼育した豚。
豚とは到底思えない肉。味も香りも私達の知らない世界でした。ただこの日食べたのは"ビエンソ"というランクの肉。これが最高ランクの"べジョータ"だったら・・・。まあ、一人で食べるワナ。あいつら、「知らん」ちゅうからな(って言うからな)。
●「イベリコ豚」カルビの炭火焼き
◇話題性★★★
◇味 ★★★
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