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「さらばテレビジョン」を読み終えたのが3~4日前。
さすがに倉本聰はもういい。
次は何にしようか・・・
書棚で目が止まったのは、
洋物ばかりをまとめて納めている一画。
「そうだ、これがあったんだ!」
ひと頃のお気に入りで、
やはり何度か読み返した作品。
「Early Autumn」 (邦題 「初秋」)
ロバート・B・パーカー 著
レイモンド・チャンドラーを読み漁っている頃に出会った作品だ。
個人的な感想を言うと、
ロバート・B・パーカーの作品の中でこれは秀逸だ。
いささか古い手法ではあるが、
それが「スタンダートの意味」を改めて教えてくれる。
当時、日本の作家にも、
この作品の影響を受けた人がちらほら・・・
ま、いいのだ。
ところでこの「Early Autumn」は”スペンサー・シリーズ”の中の1冊なのだが、
シリーズの主人公「スペンサー」は大変なグルメだ。
どの作品の中でも料理のウンチクを語らないことはないし、
何しろ自身で実に美味しそうな料理を巧みに作ってしまう。
そして面白いのは、
小説の主人公「スペンサー」の作る料理のレシピ本まで出ているのだ。
いかに多くの料理を作ってきたかということだろう。
ただ少々残念なのは、
スペンサーはどうも日本食はあまり好きではないらしい。
「鰆の味噌漬け」とか「鯛の兜煮」などが出てこないし、
糠床からキュウリを抜いたり納豆をかき混ぜるシーンなども全くないのだ。
非常に優秀で魅力的な主人公なのだが、
グルメとしては2流だ。
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