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風が強く波が高い。
波飛沫が煙のように漂うのか数百メートル先の浜が霞んで見える。
足元を洗う波が時おり急激な引き波となって、
激流のように私の足をすくおうとする。
こういう日、私の集中力は途切れがちだ。
そんなとき私は早々に竿を仕舞い、
ゴミを拾いがてら浜を少し歩いてみるのだ。
海が荒れると浜のそこここにに写真の物体が打ち上げられている。
ちょっと歩いただけでもおびただしい数だということが容易に窺える。
大きさ、形も様々で、何が打ち上げられているのかと考えてしまうだろう。
実はこれ、「エチゼンクラゲ」の体の一部だ。
近年、日本沿岸で大量発生を繰り返す「エチゼンクラゲ」だが、
漁業に与える被害の甚大さは再三マスコミで取り上げられるとおりだ。
関係各所はこの問題の解決策あるいは利用法を模索しており、
上の写真はその中で考案された駆除法の産物なのだ。
その駆除法というのは、
漁船が網目を大きくした魚網を引くというもの。
網目が大きいので魚はすり抜けられるが、
傘の大きさが数十cmから2mほどのクラゲは網で粉砕されるのだという。
これはこれで未解決の問題があるようだが、
(粉砕されたクラゲが漁場にどういう影響を及ぼすのか等)
駆除の効果が認めれている以上網を引かざるを得ないのだろう。
ただこれは私にも大きな問題を及ぼしている。
どういうことかと言うと、
海中にも沢山のクラゲの一部が漂っているということだ。
釣りをしていてルアーを引いていると、
時おりルアーがコレに当たるのだ。
「コンッ!」
慣れない私はこれをショートバイトと思いドキッとする。
時には合わせをくれる。
「来たッ!」と喜び、
「残念ッ!」と悔しがる。
相手はクラゲの一部なのにだ。
これは私にとって実に由々しき問題なのだ。
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