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「お茶、飲む?」
良いタイミングだといつも思う。
私の心の在り様をお上さんなりに何か感じるのか、
それともお上さん自身に何か思うところがあるのか?
そこは深く考えず私も静かに答える。
「頂きます」
ほどなくお上さんが持ってきてくれたのは、
山陰の名窯「因久山焼き」に若草色が鮮やかに映える抹茶。
作法やお茶の良し悪しなど全く知らない私だが何故だろう、
ひと口含んだ途端"時"の流れが穏やかになるような気がする。
さっきまでの焦燥感はどこに行ったのか、
ただしみじみとお茶を味わう私が不思議だ。
三口でお茶を飲み干し、
「ごちそうさま」と静かに茶碗を置く。
たまには良いね、
優雅な遊び心。
8月26日、
写真を撮り終え岸に向かおうと水中を覗いて仰天。
目の前には数え切れないほどのアンドンクラゲの群れ。
この時点で、
私は無傷で岸に上がることを諦めた。
幸いにもこんなこともあろうかと思い、
長袖のTシャツを着て海に入っていたので上半身を刺されることないと思うが、
問題は足だ。
立ち泳ぎよろしくあまり足を上げないように静かに岸に向かう。
が、敵もさる者。
時々「パチパチッ!!! パチパチッ!!!」
っと触手が触れて来るのがわかる。
そしてその日の夜。
患部に触れてみるといつものパターンが既に始まっている。
そして更にその4日後。
こんなのが私の足に数箇所。
見るからに「触手」が触れた痕が細長く痛々しい。
が、実は痒いのだ。
もう、どうして良いかわからぬほど・・・
蚊の2万倍くらい・・・
悶絶して、ひっくり返って、泣きながら、地団駄を踏んで、頭をかきむしり、
涙目でかすかに笑いを浮かべ、歯軋りをして、拳を握り締め、奥歯を噛み締め、
等々をしながらもひたすら気を逸らそうとして・・・
このぉ、このぉ、このぉ、
痒い~の!
この日私が潜っている近くに、
京阪神から遊びに来たと思しき数名の若い海水浴客。
「おわァァァァァ~~~っ、むっちゃクラゲがおる~ゥゥゥゥゥっ!!!」
「小っさいから、そんなん平気やぁ」
「なんや、そうなんやぁ(納得)」
あれからどうなったんだろ、あいつら?
注)アンドンクラゲに刺された時の症状
● 軽 症 : 刺された場所の痛み・腫れと、軽い全身倦怠感。
● 中等症: 刺された場所の痛みに加えて、全身のしびれ感など。
● 重 症 : 嘔吐、歩行困難、呼吸困難、意識がモウロウとするなど。
場合により死に至る事もある。
軽症の場合は、数時間~数日で症状は消失。
人によってはアナフィラキシー反応(強いアレルギー反応)が出ることがある。
アナフィラキシー反応が出いてると考えられる場合、
経過を長く見過ぎることなく即救急車を呼ぶことが肝要。
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