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なんちゃって太公望「duo」の雑記
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25日の午後はHARD ROCKのLIVEに「スタッフ~、スタッフ~」として参加(^^;。
写真はその時のリハで、鳥取の老舗的ロックバンドのドラマーが折ったスティック。
「もらって帰ってイイスカ?」
「いいけど、それゴミだよ。スティックが要るならこれを・・・」
と言いかけたのを制し、
「いや、この折れたのがいいんじゃないですか」と尻ポケットに差し込む。
別に意味はない、ただ何となく捨てるに忍びなかっただけだ。

話が少し変わるがミュージシャンのスタイルについて昔から思っていたことがある。
私はギターを弾くのでステージの時はギターケースを持ち歩く。
これはベーシストも同じだ。
ところがドラマーとピアニストは違う。
持ち歩くのはそれぞれスティックと楽譜。
実にこざっぱりとして格好良い。
会場入りして「リハーサル」の声にやおらステージに向かい、
椅子に腰掛けるだけでスタンバってしまうという、何と言う格好良さ。
丸腰、あるいは限りなくそれに近いスタイル・・・
これが私のミュージシャンとしての憧れの姿なのだ。
(ヴォーカリストについては丸腰でも格好良いとは思わんのだが)

ついでなのでもう一つミュージシャンのスタイルについて思うこと。
上述の通りギターリストとベーシストはケースを持ち歩くのだが、
これがギターリストの場合「ROCK」か「FOLK」かによって装備がかなり異なる。
基本的にギターリストがギター以外に持ち歩くのは、
替えの弦、チューナー、譜面、シールド、ピック etcと比較的コンパクト。
これが「ROCK」となるとそうはいかない。
曲によって様々な音を作ったり加工したりとそれ用の機材がいくつも必要だ。
そしてそれらの機材はスタイリッシュなジュラルミンのケースに収められている。
ギターケースとシルバーのジュラルミンケース。
これが私の目から見るとまた実に格好良いのだ。

一方「FOLK」。
私の周囲で譜面やチューナー等々の入れ物で目に付くのは・・・ 




トートバッグだ(涙)。

 



トートバッグて・・・(号泣)。

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「桃太郎侍」 山手樹一郎著

もうボロボロだ。
初めて入った古本屋であらすじ等確認することなく買って30年が経つが、
何度読み返しても読み終えた後の爽快感は未だ色褪せることがない。

辛い出来事に石を呑んだような思いが胸の底に固まり何も手につかない。
そんな時、私が私に書いた処方箋は「桃太郎侍」。
絵に描いたような勧善懲悪なんだけどそこは山あり谷あり。
重い部分はすっ飛ばしてイイ所だけ拾い読みすべし・・・と備考欄。

良い本は心のビタミン剤。

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●「活の伊勢海老の醤油漬け」

伊勢海老なんて普段そうそう食べられるもんじゃない。
生れてこの方 1回、2回、3・・・片手に余る(^^;
しかも友人の結婚式の披露宴で食べたのなど殻だけは伊勢海老だったけど、
その中身は何だか正体不明のあれやこれやのカクテルだったし、
ある会合のオプションで注文した活造りなんか、
一皿に30人ほどが群がったものだから食べたかどうかさえ記憶にない。
そんな悲しい私が・・・

「伊勢海老の甘みと旨みが猛烈に引き立つ究極の酒肴。
 半透明の身と橙色の味噌は醤油色に薄っすらと染まり、
 イメージ的には上海蟹の酔っ払い蟹の状態。
 ひとくち食べれば『伊勢海老を凝縮した魅惑』に押し捲られます。
 解凍し生でそのままお召し上がりください」

という「活の伊勢海老の醤油漬け」のコメントを目にして何の躊躇があろうか。
しかも伊勢海老にしては何故か安価。
「これは買いだッ!!!!!!!!!」

 

 


・・・・・・

 

 


・・・・

 

 

 

・・






マズ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ッ!!!

これは不味い!!! 全然、美味くない!!!!
安いはずだ、これは完全に失敗作。
活の伊勢海老を醤油漬けって・・・無意味だ。
ならば焼けばどうにかなるかと・・・これも全く駄目(涙)。
仕方がないので茹でて味噌汁・・・ま、まあ、これなら何とか。

今さらながらコメントを書いた人物の誠意の無さと異常な味覚に呆れるが、
何よりこの調理の仕方に特大の疑問符。
普通に調理をすれば良いものを勿体ないとしか言いようがない。
とは言えこんなコメントに釣られる私もどうなのかと・・・(^^;マアマア
それにしても生涯何度目の伊勢海老だ?
も、もう、伊勢海老なんて憧れのエビでも高嶺の花でもねいやい、
「こんちきしょう」ってんだ、べらぼうめいっ!!!

●「活の伊勢海老の醤油漬け」
 ◇話題性・・・★★
 ◇ 味  ・・・☆


というわけで「食の考察」、
次回はいよいよ「その100」を迎える。
感慨一入というわけではないのだがそれでも節目、
食材は私も初物でちょっとハラハラドキドキ、胸キュンキュン。
「吉」と出るかはたまた「凶」と出るか、
近日UPまで乞う、ご期待!

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「アオイガイ」(カイダコ)【マダコ亜目アオイガイ科 】
  -学名 「Argonauta argo」-

「アオイガイ」(葵貝)Argonauta argo は巻貝状の貝殻を持つタコの仲間。
雄は2cm前後で雌の10~20分の一ほどしかないそうだが、
雌は自分で船(殻)を造りその中に卵を抱え育てながら海洋を漂うのだそうだ。
冬から春にかけて対馬海流に乗り日本海沿岸を漂流するらしい。
そういえば20年近く前に大量に海岸に打ち上げられた年があったが、
何個か持ち帰り煮て食べたら非常に美味だったのを思い出した。

ところで「アオイガイ」の学名「Argonauta argo」は、
「ギリシア神話」に登場する「アルゴ号」という巨大な船に由来するのだそうだ。
曰く。 

「神話ではテッサリア王子のイアゾンが王位に就くために、
 黒海沿岸の国コルキスに産する「黄金の羊毛」を持ち帰らなければならなくなり、
 名船大工のアルゴスに命じて大船アルゴ号を建造した。
 このアルゴ号に勇士ヘラクレス(ヘルクレス座)、
 名医アスクレピオス(へびつかい座)、
 琴の名手アルフェウス(こと座)、
 アキレスの父ベレウス等の英雄豪傑がイアゾン王子とともに大航海に出帆し、
 様々な冒険、苦難の末に黄金の羊毛を手に入れて帰路につくという物語。
 この物語に因んだ「アルゴノーツ」という言葉は冒険者、挑戦者の異名」 

何と壮大な逸話を持つ「アオイガイ」。
まさかあの美味なタコがギリシア神話の英雄とは・・・
ちなみに「アオイガイ」の「アオイ」というのは、
殻を二つ合わせると葵(徳川家の紋の「三葉葵」)のように見えるから。
写真は欠けててそんな形には見えんがな(^^;

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実は内心、気にしていた。
「カラスミ」と「このわた」を取り上げておきながら、
「塩ウニ」は取り上げないというわけにもいかないだろうと・・・
そう、これが揃って日本三大珍味。

「塩ウニ」と言えば越前やエゾバフンウニの北海道が有名処だが、
海に囲まれた島国日本、
海産物の土産物として全国いたる所で売られているのではなかろうか。
もちろんここ山陰でもご多分に漏れることはない。
幼い頃から時々口にしていたことを考えてもお手軽な土産なのだろう。
ところがこのお手軽「ウニ」、いまだかつて美味いと思ったことがない。
不自然な香りとこれまた不自然な舌触りはとても「ウニ」のそれとは思えないのだ。

磯遊びをする方ならご存知だと思う。
磯のバフンウニをその場で割り、取り出した卵巣を海水で洗って口に含む。
すると磯の香りと海水の絶妙な塩加減にウニの卵巣の甘さとコクが広がって・・・
ひょっとすると海産物の中で最も美味なものの一つではないかと思わせられる瞬間だ。

これを知った今、「ウニとは斯くあるべき」という思いがあまりに強い。
いくら安く売っていても「買ってまで」食べたいとは思えないのだ・・・が、
しかし「食の考察」。
されど「食の考察」。
いわんや「食の考察」。

国産バフンウニと塩のみで作ったという「塩ウニ」。
さすがに気持ちの良い磯の香りが生きている。
しかし磯遊びのウニには遠く及ばない。
申し訳ないがこれは譲れない、どうしても譲れない。

最後に、少し話が変わるが、
某ナショナル・チェーンのテイクアウト型寿司店の「ウニ」の話。
私はこれが人の食べ物とはとても思えないのだ。
どうしても腐っているとしか思えないのにいつまでも改善されない。
不思議なのだ。

●「塩ウニ」
 ◇話題性・・・★★★
 ◇ 味  ・・・★★☆

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「阪急電車」 有川浩著

いくつもの小さなドラマが紡がれていく。
この世の中は無数のドラマが紡がれてできているのだ。
そして人は皆、等しく主人公であり端役でもある。
シナリオはない。
だからこの刹那、ドラマの展開がどうなるのか誰も知らない。

こういう何でもない事をあらためて考えて不思議な気持ちになる。
まるで奇天烈なパラドクスに向き合ったようだ。
だけどこの不思議感は決して嫌なものではない。
きっと著者の人を見る目が温かいからだろう。
電車の中で人の迷惑を顧みずやかましいおばちゃん達に、
女性に暴力をふるいあげく女性に捨てられる下らん男にさえも、
「お前達もドラマの主人公だ、頑張れ」とエールを送りたくなる。

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朝、新聞を取りに玄関に行くといつものポジションに太郎の姿がない。

ということは・・・


やはり下駄箱の下。
そうか、やらかしてしまったか。
そこはお前の防空壕だものな。
来るべきお上さんの雷から避難するため、
また、反省のポーズを見せるためになくてはならん防空壕だものな。

まあ、お上さんが降りてくるまでそこで涼んでなさい。
反省しながら・・・

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「魯山人味道」 北大路魯山人

天才と言えどこれほどに破天荒ならば、
厳しい人生を歩んだであろうことは想像に難くない。
料理の世界にもあるはずの「協調」や「奥ゆかしさ」や「謙譲の精神」という哲学、
果たして見えていたのかどうなのか。

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